広瀬絣技術保存会

製作工程

04 緯糸 Weft

緯綜台(よこへだい)


  • 8本ずつかける

  • 下から一段ずつかける

広瀬絣独自の道具・緯綜台(よこへだい)に糸をかけます。緯綜台ははしご状の木枠の両側に釘が打ち付けてあり、左右の釘から釘の寸法が織り巾になります。あらかじめ計算しておいた段数、糸数に合わせ、8本ずつ糸をかけていきます。

種台(たねだい)


  • 種糸に写す

  • 裏からも描く

広瀬絣独特の型紙を作るため種糸に図案(絵文様)を写します。

型紙


  • 種糸

  • 型紙に写す

  • 切り抜く

糸をかけた緯綜台に種糸を移し替え、間に挟んだ渋紙に文様を写し取り、カッターで文様部分を切り抜きます。

寸法付け


  • 中心線を引く

  • 模様の線を引く

緯綜台にかけた白い糸を墨で文様に合わせ寸法付けをします。ものさしで寸法をとり、竹べらで印を付けていきます。

型付け


  • 型付け

絵文様部分に型紙を置いて、型を写します。細筆で型紙の輪郭線を墨で書いていきます。

絣括り


  • 絣括り

  • 括り終り

  • 緯綜台から外す

ビニールひもで絣部分を糸束一段ごと括ります。藍染の時にゆるまないよう固く括ります。全部括り終えたら緯綜台から外して綛にします。

道具


  • 糊付けした白糸と種台<絵台>

  • 緯綜台

  • あぜ取りの糸・管<綜竹>・糸切りはさみ

  • めがね